目覚まし

携帯電話の呼び出し音で一日がはじまる
冷たい空気が静かに満ちているダイニングルームから小粒で皮の薄い蜜柑を三個拾い、郵便受けに詰め込まれた新聞を抜き取って、コタツに火を入れる。徐々に温もっていく布団の中で、一面から軽く目を通してから、気になる記事を読みながら蜜柑を頬張る。コーヒーをいれるためにお湯を沸かそうと思ったのだけど、その気持ちは足下の熱に負けました。
さすがに偏り過ぎの朝食だとおもう。前日に炊飯器を入れておき忘れたのが失敗。